2022/05/19
乳酸菌がたくさん含まれている飲み物であるミキを作って飲んでみました。
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ミキとは?
みきは、鹿児島県奄美群島および沖縄県で伝統的に作られる飲料である。奄美群島のものは乳酸菌[1]発酵飲料で、うるち米を主原料に、千切りや摺り下ろした生のサツマイモ、砂糖を原料として用いる。沖縄県で販売されているものは、米・麦・砂糖を原料としたものである[2]。
wikiより引用
地域によって材料が違うようですが要するに発酵飲料ですね。
ミキの味は?どんな味か
ミキを知らない方が初めて口にすると、大抵の人が最初に「甘いおかゆ」や「アルコールの無い甘酒」のような印象を受けるようですが、その理由はミキの原料にあります。
奄美物産公式ブログより引用
今回作ったミキは甘酒に近い味でした。
ミキのすごいところ
「お米のヨーグルト」とも呼ばれる奄美の発酵飲料ミキは、腸内環境のバランスを整えてくれる乳酸菌を豊富に含んでいます。
そのため、女性にとっては特に嬉しい便秘の解消や予防、肌荒れ改善に効果的と言われています。
同じく奄美物産公式ブログより引用
材料もシンプルで簡単に作れて健康に良いなんてとても素敵な食品ですね!というわけで作ってみた様子を紹介します。今回は奄美大島風のミキを作りました。
ミキのつくり方
一言で説明すると
おかゆを作ってそれを人肌程度に冷まして、容器に砂糖とさつまいもを入れてフタをして2晩くらい室温で発酵させるだけです。米粉で作る場合は米粉をお水で溶いてそれを鍋で混ぜながら温めます。混ぜているうちにドロドロになるのでそれを容器に入れて冷まします。
おかゆを使うと食感がドロドロするのでなるべくサラサラのミキが飲みたかったので、私は米粉を使用したレシピで作りました。同様の理由でさつまいもはすりおろして絞り汁のみを加えました。
これが作り終わった直後のミキの様子です。
ドロっとしていてスプーンですくって逆さまにしてもゆっくり落ちてくるくらいの硬さです。香りはおかゆみたいです。
次が一晩と半日後の様子です。
水っぽくなっていてかき混ぜてスプーンですくって落としてみると、サラサラと落ちていく具合です。香りはお酒っぽい雰囲気になりました。
ミキを実食した感想
味は優しい甘さで酸味はほんの少し感じる程度でした。発酵が足りないのかと思ってもう3日ほど冷蔵庫においてみましたが、お酒っぽい香りが強くなったくらいで味の変化はほとんどありませんでした。
どうしても、食感がとろっとしていて直接食べてもあまり美味しいと思えなかったので飲み物で割って飲んでみることにしました。調べてみるとお酒や牛乳で割って飲んでいる人が多いみたいでしたが、単純にお湯で割ってみました。
お湯にメープルシロップを大さじ4杯入れてそこにミキを大さじ4杯加えてみました。
甘酒そっくりの味になって意外と美味しかったです。飲み終わった後にお腹がほわぁーっと温かくなったので寒い日にぴったりの飲み物になりました。この状態なら抵抗なく飲むことができそうです。本当にそっくりなので甘酒の代用品になるかもしれません。
ミキの材料
この量で100ml分のミキが出来上がりました。ミキだけを飲むのならこれより多めの分量が良いと思います。
- 米粉 40g
- 水 300ml
- さつまいも 20g
- メープルシロップ(お好きな糖類で)大さじ3杯
水は米粉が溶かすためのものなので米粉の吸水量によって調節してください。さつまいもは多めに入れると香りの強いミキが出来上がりやすいです。
砂糖を入れなくても出来上がるので、砂糖は好みで調節しても大丈夫です。素材の味が出る料理なのでいろいろ材料を変えて作ってみても面白そうだなと思いました。
参考URL