2022/05/19
合成香料は多くの分野で使用されています。
- 毎日の洗濯の洗剤に香りがするタイプを使っている。
- トイレやタンスの臭い消しから香りがする。
- 化粧品や美容製品は香りが長持ちタイプ。
という場合は高確率で、毎日のように合成香料を嗅いでいることになります。
香料には合成香料と天然香料がありますが、合成香料にはどのような特徴があるのでしょうか。
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合成香料とは
化学反応を利用した方法でつくられた香料です。
日本香料工業会より引用
(中略)
原料は、天然原料、石油・石炭系原料、パルプ製造の副産物などから大量に入手できる化合物などですが、香り物質を得ることさえできれば原料に制限はありません。
https://www.jffma-jp.org/course/
要するに化学合成反応を使って、
安く、たくさん手に入る材料から香りの成分を作ったものですね。
合成香料のメリット
- よく挙げられるのは、香りの風合いが安定することでしょうか。
- 製造が安定するので、売り切れにくい。
- 精油のように禁忌を気にしなくて良い。
- 自然には存在しない香りも作れる。
合成香料のデメリットはあるの?
知らない間に健康を害する可能性がある。
なぜなら何を使っているか、どうやって作っているか素人には分からないからです。
もちろん、全ての合成香料が危険という訳ではないです。
合成香料は原材料と製法によって全く違うものが出来上がるからです。
合成香料が安全か判断するためには、製造過程がかなり重要になります。
抽出方法はどうなっているのか?
化学溶剤で溶かす。圧力をかけて絞ったり、水に溶け出させるといった方法があります。
大抵は化学溶剤が危険視されることが多いです。
調べてみると、実際に病気になる人が出てから禁止になったものは過去にたくさんありました。
何が安全かは私には分かりませんでした。
さらにこの後、抽出で取り出した成分を使って化学合成を行うことがほとんどです。
化学合成で発生する有害物質なんて、その分野によっぽど詳しくないと予測できたものではありません。
この通り素人目には、安全な人工香料に辿り着く自信が無いので、私は極力使用しないことにしました。
避けられなかった際のデメリットが大きかったからです。
製造、販売している企業が健康と安全に配慮してくれていたら、信用して買うこともできるのですが……
残念ながら日本国内に信用できる場所が少なそうというのが正直な感想です。
実際のデメリット
健康被害が多数、報告されている。
長期にわたって使用、成分を浴びることで、アレルギーのような症状が出てしまう人がいます。
(中略)
香りに含まれる化学物質が、めまいや吐き気、思考力の低下を引き起こす
化学物質過敏症の原因の一つになるのです。
(中略)
インターネット調査において、
「人工的な香りをかいで、頭痛・めまい・吐き気などの体調不良を起こしたことがある」
と答えた人がなんと5割を超えていました。
マイクロカプセルって知ってますか?
香りを長続きさせるために作られたものですが……
多くの合成香料入りの製品にはマイクロカプセルが含まれているらしいのです。
特に香り付き洗剤に多いとか。
香りや消臭成分を包み込んでおり、摩擦や湿度によって中身が飛び出す。それにより香りや消臭効果が持続する。
(中略)
「マイクロカプセルは人から人、人からモノに付着して移動し、においを放ち続けます。
東洋経済オンラインより引用化学物質に反応、仕事続けられなくなる場合もhttps://toyokeizai.net/articles/-/363956?page=4
目に見えず回収も不可能なため、そのまま土壌や河川、海に放たれてしまいます。
シャボン玉石けんより引用香害https://www.shabon.com/kougai/
(中略)
不調の具体的な症状としては頭痛と吐き気が突出しており、思考力の低下、咳、疲労感と続き、職場や学校に行けなくなるほど深刻な人もいます。
安全性が確認されていない物体が(健康に有害かもしれない)
使われるたびにどんどん自然の水に溶け込んでいくらしいです。
近い未来に環境汚染の原因となるかもしれないのです。
しかも、小さくて見えないので知らない間に口や粘膜から体内に入ってしまいます。
さらに風にのって、簡単に遠くまで飛んでいくことでしょう。
合成香料とマイクロカプセルの組み合わせが一番危ない
マイクロカプセルの安全性は調べてもよくわかりませんでした。
はっきりしていたのは、具合が悪くなる人が確実に居るということ。
それと、水質汚染を始めとした環境への悪影響があるということでした。
このことから、マイクロカプセルが使用された合成香料製品だけはどんな理由があっても、使用しないで欲しいと私は思いました。
例えば、人工のレモンの香りと本物の植物のレモンの香り。
どうせ同じ香りを嗅ぐなら、天然の香りのメリットを享受してみませんか?
天然成分の精油も不適切な場面で使うと良くないこともあるので、ざっくりとした安全策もどうぞ。