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動線で売り上げが変わる

time 2020/04/20

動線で売り上げが変わる

動線の違いだけでお店に来るお客さんの反応が良くも悪くも変わることはご存知ですか?

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動線とは

動線(どうせん)とは、建物の中を人が自然に動く時に通ると思われる経路を線であらわしたもの。建物の間取りを設計する際に気をつけなければならない。

中略

交差

異なる動線が交わることである。たとえば病院などでは、動線の交差を極力なくすことが利便性の向上・事故や院内感染の防止・機密の保持などにつながる。また、百貨店で客の目の前をせわしなくスタッフが行き交ったり商品が頻繁に搬送されるようなことは避けるべき

動線 ウィキペディアより引用

駐車場の動線

店前3台とかならあまり関係ありませんが、
広めの駐車場の場合、かなり印象が違ってきます。車の止めやすさ、店の入り口までの距離が近いこと。利用をするときになるべく楽な方が気軽にお店に立ち寄ってもらえます。

教習所のようなパイロンだらけで細く、狭い道路なんて論外です。

回遊しやすい店内になっているか

店の中の通路と売り場の全体を見て人の流れがスムーズにいきそうかをチェックする。
横道はある程度多めにあった方が良いです。歩き回っているうちに買いたいものを思い出したり、買いたい気分になったりすることがあります。

出入り口は広い方がいい

一度に出入りできる人数が少ないと人が渋滞を起こします。


具体的に言うと、横に人が並んで3人程度で埋まってしまう出入り口だと確実に人が詰まります。
コンビニのような小型の店舗でさえ2人分の横幅はある出入り口のサイズなのに収容人数が30人以上のお店でたくさんの人が一度に利用するなら使いづらいに決まっています。


締め切りの扉なんて作るのはやめましょう。入り口に物を置いて塞ぐのもやめてください。
せっかく建築時に便利なようにと考えて設計された出入り口なのに通れなくしてどうするのですか。もったいないです。


さらに人や物との衝突事故の原因にもなるので危ないです。

無いなら複数個作る

もともと狭い出入り口の扉しか無い場合は出入り口を2つ以上作ることで人の移動が詰まることを緩和することもできます。


入り口専用と出口専用の扉を分けることでこれから入ってくる人と、店を出て帰って行く人の動線の衝突を防ぐことができます。

細い通路はダメ

人がすれ違うのにぎりぎりの幅の通路も人の渋滞を起こします。
ぎりぎりすれ違えるのだから、譲り合って通れば問題ないと思ってはいませんか?
通常時はそれで問題ないかもしれません。
しかし、すれ違う相手が大荷物を持っていたら?
相手の足が不自由でまっすぐに歩けなかったら?
相手が急いでいて前をよく見ていなかったら?
何かあればすぐにすれ違うことができなくなる幅の通路では、人の行き来を妨げてしまうのです。


規模にはよりますが、売り場も人がぎりぎり2人しか入れないような通路でなく、

3人は余裕で入れる通路の方がいいです。
せっかくたくさんの商品を並べても、狭いと他のお客さんで隠れるのでお客さんの目に映りません。購入される機会が減りやすいです。
元々のお店のサイズが小さくて十分な通路が取れない場合は、店頭に並べる商品を吟味し直して通路と商品棚の割合を変えるか、避けられるように通路の横道を増やすと良いです。

一本道もダメ

細い通路と理由は同じです。
すれ違えないということは一度に1人しか通れない通路ということです。
もし、2人以上同時に道を通りたくなったら、必ず1人が待たされます。
待たされる人がはける前に次の人が来るとどんどん待つ人が増えていきます。
そして人だかりになって人の動線が詰まるのです。

棚に品物を詰める作業で棚の商品が見えない

商品を見たいお客さんの動きの邪魔になる可能性が高いです。
営業中に棚おろしなどをしたい場合はお客さんが少ない時間帯にまとめて済ませてしまった方が良いです。

レジが混んでいて人が詰まっている

レジでお会計を済ませた後、買い忘れに気づいたときに、すぐに取りに行ける。

レジもすぐに対応してもらえる。

そんな場合は買い直しても良いかなと思うでしょうが、逆だったらどうしますか?
売り場が人でごった返していて、目的の売り場にたどり着かない。

レジもなかなか空かない。たくさん待たされる。
まあ今回は買わなくていいか。と買うのをやめてしまいませんか?
これは大変な機会損失です。
買い忘れをしたお客さんが多くいた場合にはどの程度の売り上げの低下になるでしょうか?

人数を増やしたり、操作をやりやすいように工夫するなど、レジ周りも混雑する時間をなるべく短くするために気を使った方が良いです。急に混雑した時にすぐにレジの応援を呼びやすい仕組みも大切です。

また、セルフレジでも処理速度が遅すぎたり、操作がわかりにくい場合は1人の会計の時間が大幅に伸びるのでレジの混雑に直結します。
レジ操作の説明の書き方を見直したり、セルフレジのシステムを変えられないのであればせめて稼働する台数を増やすと良いです。

とにかく人が詰まるのはマズイ!

ものすごく繁盛している場合は別として、そこそこの利用人数で人の流れが頻繁に詰まるのは人が移動する動線を妨げているものが必ずあります。

ぱっと見は分からなくとも、深層心理ではお客さんのストレスになっています。そして、なんとなく立ち寄る機会の少ないお店になってしまう可能性があります。

動線を整理して、なるべく心地よくお店を利用してもらいましょう。

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