2022/05/19
文章力がある人とはどのような人のことを指すのでしょうか?
私はわかりやすい文章、読み疲れない文章を書くことのできる人だと考えています。
読みやすい文章に必要なことをまとめました。
これは自分以外の人に物事を伝えるための文章を書く事を前提としています。
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作文が早く書けるようになる
学校教育の作文程度なら十分に通用すると思います。
例えば読書感想文で作文用紙2枚以上なんて多すぎて書けない。400字なんて言葉を聞いただけで頭が痛くなる。書こうと思っても手が止まって全然ペンが動かない。そんな人にはぜひおすすめです。
感想文の宿題がとても早く終わるようになります。
難しい言葉や知らな人が多い専門用語は簡単に説明をいれたり、易しい言葉に置き換える
突然ですが、英語の文章の意味を理解して読むことのできる人と読めない人の違いは何でしょうか?それは英単語の意味を知っているか知らないかだと思います。
英単語の意味がさっぱり分からない人が英文を読もうとしても理解できるはずもありません。
これと同じように、難しい言葉ばかり文章の中に使うとまるで知らない言語で書かれた文章のように感じてしまいます。結果として分かりにくい、読みにくい文章が完成してしまいます。
難しい言葉や日常生活では聞かないような言葉は使わない方が良いです。
説明の都合上どうしても必要になる場合はその難しい言葉の意味も一緒に文章内に入れておきます。
結論を決めてから文章を作る
意味が分からない文章=何が言いたいのか分からない文章という場合もあります。
その場合は箇条書きなど簡単で良いので文章で伝えたい内容をメモしてから本文を作りましょう。
実際に文章を書くときにその書きたい要点をまとめたメモを見ながら書いていくと途中で手を止めて考えなくて良いので早く文章を書けます。
詳しく説明する前に短い言葉にする
詳しい説明に入る前にさっと一言だけ大事なことを書いておくとぐっと分かりやすくなります。
大まかな結論を伝えた後の方が複雑な説明をしても読み手の理解が得られやすいです。文章の全体があまりにも長すぎると、どこに注目して良いのか分からなくなってしまうからです。
文章の展開を決めてから書く。行ったり来たりしない。
想像してみてください。何度も同じようなことを話す人や同じ意見をくり返し主張する人と話をしてもあまり良い気分ではないと思います。イライラしたり、退屈だなと感じたりしてしまうはずです。そんな人とずっと話していたいと思いますか?なるべく話を聞きたくないと思う人がほとんどでしょう。
話している本人には何度伝えても感動的な素晴らしい内容でも聞き手の人にとっては大して興味のないことである可能性が高いからです。
それが文章で行われたならば、読む人は途中で嫌になって読むのを止めることでしょう。
基本的には同じ主張は2回もすれば十分です。伝えたい大切なことをより強調するためには回数ではなく、その理由や証拠となる根拠を一緒に伝えたり、実例で説明を加えたりして相手の共感を得るように工夫します。文章も人もしつこすぎると嫌われるものです。
これも簡単にメモしてから文章を書くようにすると良いです。
また、話があっちこっちに飛んでしまうと読んでいる人が付いて来れなくなってしまう可能性が高くなります。
たくさんの事柄が文章に出てくるときは種類ごとに分けて順序良く文章に登場させていきましょう。
例えば旬の果物について説明した文章があったとします。
当然ながら果物の種類はたくさんあります。
この場合だと、季節ごとに分類して順番に見た目や味や食べ方について説明していくのが読みやすいのではないでしょうか?
一方で、夏に旬のメロンについて取り上げたかと思ったら、次に秋が旬のなしについて説明をして今度は春に旬のいちごが文章に登場するようにバラバラだと読みづらいと思いませんか?
分類の仕方に絶対の正解はありませんが、内容によって文章のどこに登場させるかを考えた方がより分かりやすくなります。
複雑な説明は具体例で繰り返し説明する
抽象的になってしまうテーマやたくさんの事柄を説明しなくてはならない場合はどうしても複雑な文章になりやすいです。
そんなときはその内容がどのように実際の生活の中で起きそうか考えてみてください。
そのまま具体例として文章に登場させると途端に理解がしやすくなります。具体例が難しい内容の場合は文章ではありませんが、図やグラフの使用を考えてみてください。
反論や質問への答えも予想して用意しておく
これは意見交換や会議、相談の場で意見を伝える場合に主に必要なことです。相手を説得をするときもあったほうが良い要素です。
例えば〇〇な場合はその意見は当てはまらないのではないだろうか?その場合どう対応するのか?
その主張が正しいという根拠や証拠はあるのか?大抵の反論や質問・意見はこのような内容がほとんどです。
自分の主張の粗探しというと聞こえは悪いのですが、できれば文章を作り終わってから最後に自分ならどんな質問や反論をするか考えてみると良いです。
そしてその質問や反論に対して答えを用意しておくと良いでしょう。可能であれば手直しして文章の内容に盛り込んでも良いです。
すぐに考えつくような反論や質問に対していちいち焦ってしまうと自信がなさそうに見えてしまいます。
同じ内容を伝えるのでもオドオドして伝えるより、自分の意見を自信を持って相手に伝えたほうが伝えられた相手も安心して内容に納得できます。場の空気は意外と大事です。
音読してみて息が苦しくならないか
ある程度文章が出来上がったら読み上げてみて確認をしましょう。
読み上げてみると文章のリズムが整っているかが、わかります。
黙読してみて読み飛ばしたり、読み間違えやすいところはないかも確認しましょう。
問題があれば内容を読みやすい順番に並び変えたり、問題の箇所に使われている単語を別の類義語にする、別の言い回しにするなど変更を加えます。
さっと読める文章だと疲れにくいので理解してもらいやすくなります。
何よりも一番大切なことは[伝える相手に親切であること]
結局のところ読み手のことをどのくらい意識して文章を作れるかだと思います。
この方がみんなが読みやすいかな……とかこの説明も一緒にしておいたほうが誤解が少なくなりそうとかたくさんのことを想像した先にみんなにとって分かりやすい文章は完成するのだと思います。
こうやって書いたら絶対分かると思う。とかこれくらい理解できるでしょ。とかそんな油断が分かりにくい文章を発生させる一番の原因だと思います。
良い文章にはある程度の共通点はあっても、絶対の正解は無いです。万人にとって読みやすい文章がいつも正解というわけではなく、読み手がある程度決まっているのであればその読む人たちにとって読みやすい、分かりやすい文章の方がより良い文章ということになるからです。なので伝える相手への思いやりが良い文章へ近づく一番の方法だと私は考えています。
まだ試したことがない方法があったら、ぜひやってみてください。