2022/05/19
気が利く人って仕事においてもプライベートの関係でもすごく重宝されます。でも気が利くって具体的にはどのようなことなのでしょうか?みなさん、大体のイメージはお持ちでしょうが、どうすれば気の利く人だと思われるのかはわからない方が多いと思います。
実際に気が利く人と言われている人に聞いても、特に意識せずに行動していることがほとんどで本人の才能による部分が多いと思われるかもしれません。
それでは気の利く人とは生まれつきの性質で、現在そうでない人は諦めるしかないのでしょうか?気の利く人を見つけては観察をしてみました。そして、どのように行動すればその性質を持っていない人でも気の利く行動ができるのかを分析してみました。
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気の利くとはどのようなこと?
まずは気が利くとはどのようなことなのかを考えてみましょう。気が利くという言葉に注目すると想像するのが難しいのでどんなときに気が利くなぁと自分が感じたかを思い出してみました。事例の説明は省きますが、そうすると手が足りない時に手伝ってくれたり、忙しいときに先回りして必要なものを持ってきてくれたりなどちょうど良い時に親切にしてくれた時に気が利く人だなぁと感じる場面が多かったのです。
なので気が利くとは[ちょうど良い時に親切にすること]だと私は考えます。
親切にするにはどこに注目すれば良いか
親切にしてくれたと感じるときはどのような時でしょうか?道を譲ってもらえたとき、ドアを代わりに開けてくれたとき、忘れ物をわざわざ届けてくれたとき、探し物を手伝ってもらえたとき、具合の悪い時に仕事を肩代わりしてくれたとき、挙げていくとキリがありませんが明らかに共通していることは目的を手助けしてくれたということだと考えます。
上の例で言うと、通ろうと思っていたドアを開けてくれたから親切にしてくれたと感じるのであってそこらじゅうにあるどのドアを開けても親切だと思う訳は無いですね。また、忘れ物を届けてくれるのだって本当に自分の忘れ物を届けてもらったからありがたく思うのです。見に覚えの無い物を届けられても首をかしげるだけで親切にしてもらったという気持ちにはならないでしょう。
よって行動の内容そのものよりも相手の目的に沿って手伝うという要素が親切にしてくれたと感じる大きな要因になっているのです。
相手にとってちょうど良い時を見極める
むやみやたらに親切だと考えられる行動を連発しても有り難がられることはありません。例えば学校で教科書を忘れて見せてもらったり、貸してもらったりした経験はありますか?教科書を忘れたタイミングに必要な教科書を貸してもらえているから良いのであって、教科書も忘れていないのに貸されても教科書が2冊に増えて困るだけです。これは教科書がある、無いと状況が確かめやすく、これから授業なのだから当然、教科書が必要になるだろうと目的もはっきりしているので手助けがしやすい例ですね。
しかし、実際の様々な環境や状況に応じてさらに相手の事情まで全て考慮に入れて正しく判断を下すのはかなり難しいでしょう。そのため、ほとんどの人は親切をしようと思っていてもタイミングが図れずに何もできずに終わってしまうのではないかと思うわけです。変に手を出したら迷惑かも知れない…そう思って行動にうつせない状態ですね。
その上、どれほど観察眼を磨いて、熟考しても絶対にちょうど良い時を見極めることができるとは限りません。所詮はこちらから見て様子を推し量って判断したタイミングです。経験量の多さである程度タイミングを図る精度は上がりますが、全ての人間に対応することはまず無理でしょう。
質問がタイミングも程よい親切も同時に解決する
それならばいっそのことその相手に直接聞いてみてはどうでしょう?例えば共同で作業に当たっているときに自分の作業が終わって手が空いても何を手伝えば良いのかが分からないと手助けができませんね。その時に手が空いたのですが何か手伝えることはありますか?と質問してしまうのです。
何か手伝って欲しいことがあれば教えてくれるでしょうし、例え何も手伝いが必要なくても手助けを申し出られて不快な思いをする人はいないでしょう。さらに後で手伝って欲しければ相手から話してくれるでしょう。これならば天性の洞察力など無くてもちょうど良い時にちょうど良い親切な行動を取ることが可能になるはずです。
[親切失敗]しないための質問の仕方
必要だと思った時に必要な物をさっと持ってきてくれたり、先回りして足りない人手を補ってくれたりする気の利くすごい人たちも世の中にはいますね。いきなりそんな人たちのようにとはいきませんが、日頃から周りの様子をよく見ているとだんだんと用意したら喜ばれそうな必要な物やことの検討がついてくるはずです。
でも、今までそんな気を利かせる人のイメージが自分には無い……のでいきなり行動するのは怖い人もいるでしょう。また、親切のつもりで独断で行動したことをよく思われなかったという経験をした方もいるかもしれません。
そんな時はその親切をしようと行動を起こす前に確認を取れば良いのです。よろしければ○○しましょうか?必要でしたら○○をどうぞ。などと行動の提案をすればもしそれが相手の望まないことであればその時点で断ってもらえるので親切にしたつもりが、相手に余計なお世話だと言われなくて済みますし、見当はずれな親切であっても親切のつもりで行動しようとしたことは相手に伝わりやすいです。
以上のことから気の利く人は周りをよく観察することと、相手にとって必要な事柄を聞くことが上手な人たちのことだと思います。あなたの身の回りに気の利く方がいたら、よく観察して参考にしましょう。
そして、あなたも気の利く素敵な人になると日常がちょっと楽しくなるかもしれません。