2022/05/19
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揉め事を起こしてしまう君へ
人と意見が食い違うとつい、ムキになって声を荒げて反論してしまう。自分の意見に反対されると、とても我慢ができない。そしてなかなか気持ちが収まらない。恐らく心当たりがあることでしょう。
なぜ、そんな気持ちになるのでしょうか?
一般的には単に攻撃的な性格だから、あの人はヒステリーっぽいから仕方がない。などと片付けられがちですが、本来の性格よりも考え方の過程が問題で起こっていることがほとんどだと私は考えています。
その過程を捉えておくことで人と意図せずに揉めてしまって困っている人や、逆に揉め事を起こしやすい問題児(失礼な物言いかもしれませんが)に対処する方法が見つけられると思います。
否定=人格否定ではない
その意見に反対されると自分のことまで否定されたように錯覚するからつい、むきになって自分の正しさを主張しようと躍起になるのです。
世の中には自分のもの以外の価値観が無数にあると知っていますか?
価値観に正解や正しさなんて無いのです。もちろん、優劣だってありません。ただ、違うという事実があるだけで何も問題ではないのです。例えば法律に触れるのは社会的には問題なのでやめといたほうが良いとは思いますが極端な話、それを実行しないのであれば法律を破ってもいいという価値観自体を持っていることに関しては誰にも咎められるいわれはないのです。
たまたま自分と相手の好きな食べ物が違う物だったことと同じ程度の違いです。
そのことが分かっていれば自分の価値観と合わない相手や意見に出くわしても必死になって自分の価値観を正当化しなくたって大丈夫だと思えるはずです。相手に自分の価値観について納得してもらわなくたって問題ないと知っていれば今までよりも冷静でいられるはずです。
相手の価値観を理解しようとする姿勢だけで揉めなくなる!
別に無理をして共感しなくて良いのです。といいますか、まず合わないと思うものに共感するのは無理です。
価値観の近い相手となら分かりあうことも可能ですがあまりにも共通の部分が少ないと理解するのも難しいのは有名な芸術家や科学者の頭の中ってどうなっているのだろう?と考えても全然分からないと感じることを想像してもらえば分かりやすいかと思います。
本当に相手を理解することよりも、(正確に相手の気持ちや考えを推し量ることはまず、できないと思ったほうが気が楽です。)本気で理解しようとすること自体が大切です。
理解しようとする方に意識が向くので声を荒げて反論することをわざわざ我慢しなくとも、確実に減らすことができるはずです。
これで少なくとも何かを指摘されて反射的にキレることは防げると思います。のちのちの関係に響きますから、このように相手が何を考えているのかを想像する練習をしておくことをおすすめします。実際に当たらなくとも何か言い合いや問題が起こった時に反射的に相手の思惑を想像できるようになればイライラする感情から距離を置きやすいです。
この技術はクレーム対応にも応用できるので困っていたら使ってみてください。
少なくとも文句を言われたり何かを指摘されたりしてもあなた自身が否定されたというわけではないことを覚えておいてください。もちろん、人格否定をするような言葉を言ってくる人がいてもその人が思いやりの無い人なのでそれも気にしなくて良いですが。
価値観が合わなかっただけです。ただの好みの問題です。
世界中の人々の価値観を全て同じものにしようとすること自体が不可能なので意見の衝突なんて当たり前なのです。最初からそう思っていれば自分に反対してくる人がいても何も感じません。
友好的な相手であれば説明や交渉をしてうまく折り合いを付ければよいし、取り合ってくれない攻撃的な相手ならば危ないので距離をとればよいのです。無理にこちらのことを分かってもらおうとするから大変なことになるのです。
画像提供 PixabayのOpenClipart-Vectorsによる画像です