2022/05/19
オートミールは食べたいなと思ってもすぐに口に入れて食べられる状態にはなりません。
時間がないときにふやけるまで待っていられないことがあり、使いにくい印象でした。
しかし袋に入っているそのままの状態ではパサパサしていて美味しくは食べられません。
また、乾いているものなので味以前に食感も良くありません。
また、おかゆや味噌汁に入れるのもふやけるまで待っていたくないので私には無理でした。
口にすぐ入れても美味しいと思える状態で食べる方法はないものかと色々調べたり試した結果、クッキーの生地にするのが一番美味しく食べられました。
ちなみにアメリカではオートミールクッキーは一般的な食べ方みたいですね。
文化のせいかダイナミックなレシピが多かったので今回のオートミールクッキーは食べやすいように考えてレシピ作ってみました。
お菓子は好きだけど健康にも気をつけたい方にはおすすめの食べ方です。
クッキーに加工してしまうのでオートミールの風味は気にならなくなります。
余ってしまったオートミールを処理したい方もぜひ活用してみてください。
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オートミールクッキーの作り方の概要
クッキーはたくさんのレシピが存在しているのでお好きなクッキーのレシピの小麦粉の半量を粉末状にしたオートミールに変えてみるだけでも手軽にオートミールクッキーを作れるかと思います。
正しい順番に混ぜていくこと、粉を混ぜるときのヘラの動かし方に気を付ければ失敗が少なく出来上がるお菓子なので精密な作業が要求されるお菓子作りの中では簡単に挑戦できるレシピかと思います。
では作り方を詳しく説明していきます。
オートミールクッキーの作りの手順
バター、卵を常温に戻します。その間に粉類や砂糖を量っておきます。
小麦粉(米粉)や砂糖は時間あるときにあらかじめ分量を量っておくと、量る工程を時短できて便利。
小麦粉(米粉)とオートミールは混ぜないで別々の容器に入れておいてください。
特に米粉の場合は水分を多く含みすぎてしまうとお餅みたいな食感になるので硬くなることがあります。
よって、水分をなるべく含ませないように米粉は後から入れます。
そのために米粉とオートミール、アーモンドプードルの容器と2つに分けて計っておきます。
小麦粉で作る場合は一緒にしてしまっても問題ないです。
オートミールはフードプロセッサーなどで粉砕して粉状にしてから使います。
食感が気にならなければそのまま生地に混ぜ込んでしまう人もいるようです。その場合はざくざくクッキーになります。
面倒に感じる作業かもしれませんがオートミールを粉状にしてからクッキーに使用したほうが食感が良いのでおすすめです。
クッキー生地は混ぜる動作になるべく時間がかからないことが大切です。室温でバターが余分に溶けてしまうからです。そうするとクッキーの食感が悪くなります。
なので、使用する道具や材料はあらかじめまとめて用意しておくことをおすすめします。
バターが常温に戻ってきたらボウルに入れてハンドミキサーで混ぜて空気を含ませていきます。
バターはしっかりと常温に戻してくださいという説明が多いですが、冬場は暖房や室温で調理する場所が温かいことが多いです。特に北海道の住宅は。
そのため、モタモタしているとバターが溶けてむしろ危険なので常温まで溶かすことにこだわらなくても良いかと思います。
スプーンや箸でバターに穴を開けられる程度の硬さになったら調理を始めても大丈夫でした。
バターが混ざったら砂糖を入れて混ぜます。
私は健康面を考えて蜂蜜・メープルシロップ・羅漢果などを使用していますが、甘味料としてなら他の糖類でも良いです。
ただ、シロップ状の砂糖を多めに使用する場合は粉状の砂糖を使用するときに比べて生地に含まれる水分量が多くなります。
その場合は生地がベチャベチャにならないように粉類を増やして調節してください。
私はシロップ状のものを大さじ2杯増やすたびに5g程度ずつ粉を増やしています。
卵黄を入れます。次に、まんべんなく混ざったら卵白を加えます。
卵黄と卵白を別々に入れたほうが卵がよく混ざりやすい気がするので私は分けて入れています。
オートミールとアーモンドプードルを入れてヘラで切るように混ぜます。
ヘラを立てて数字の一を描くように混ぜる動きをします。
クッキーの混ぜ方で調べたらわかると思いますが、通常のヘラの使い方ではありませんので注意してください。
小麦粉(米粉)も入れて混ぜます。同じく切るように混ぜます。
生地を手でひとまとめにして2、3回ギュッと押しては丸めることを繰り返して粉っぽいところを馴染ませます。ヘラで綺麗にまとめられた場合はやらなくても大丈夫です。
出来上がった生地を薄くのばして好きな形にします。厚さは3mm程度がおすすめです。
その後に冷蔵庫で生地を休ませます。
生地をひとまとめにした時点でそのまま冷蔵庫で休ませても良いです。
私は待ち時間を短縮するために下の写真のようにラップの上で薄くのばしてそのまま包んで冷凍庫に入れます。
ちなみにクッキー生地を休ませる理由は生地の中の水分が均等にすることで焼きムラを防ぐためだそうです。
実際に休ませないでクッキーを焼いてしまったときは味は変わらなかったのですが変に硬い部分ができて食感が悪かったです。水分の均等さは大事ですね。
オーブンで焼きます。いつもは200度で14分、170度で7分くらい焼いています。
室温やオーブンによっても多少変わるので時間は様子を見ながら調節してください。
クッキーは高温で一気に焼き上げたあとに、熱を飛ばしつつ火を通していくほうがさっくりと食感が良く仕上がるみたいです。さっくりしたクッキーにしたいなら、最初に高温で焼くのがおすすめ。
ラップに包んで冷凍しておくと冷凍庫から取り出して焼くだけでクッキーが出来上がります。
そのため、いきなり焼き上げられるので30分くらいで食べられます。冷凍した生地は3週間程度、持ちました。
出来上がったあとは湿気がこもらないように、袋とかには入れないで置いておきます。
クッキーから立ち上る蒸気がクッキーにもう一度戻ってしまうと美味しくないからです。
焼きたてはサクサクで粗熱が取れた後はオートミールがホロホロ食感を引き出すクッキーが出来上がります。
保存は密閉のできる容器が良いかと思います。
私は冷凍パックに入れて空気を抜いて保存しています。
1週間くらいは風味も損なわずに食べられるかと思います。心配な方は冷蔵庫に入れておくと確実に持ちます。
オートミールクッキーの材料
- バター 150g 一パック分です。
- 卵 2こ
- 米粉(小麦粉) 60g 小麦粉アレルギーの人でも食べられるようによく米粉を使っていますがどっちでも作れます。
- オートミール 140g
- アーモンドプードル 50g
- はちみつ 大さじ2 ここから下の3つの材料は甘味料なので同じ量の砂糖でも大丈夫です。お好きな甘味料を入れてください。
- 羅漢果 大さじ1 貧血、冷えに良い果物から作られた砂糖みたいなものです。とてもおいしい漢方薬です。
- メープルシロップ 大さじ1 意外にも鉄分やミネラル補給になります。
お菓子も食べられて健康に良いのは嬉しいことだと思います。
このオートミールの食べ方はかなりおすすめです。
甘いものが好きなお子さんに作ってあげるのも良いかと思います。腹持ちもかなり良いです。
また、持ち運びがしやすいのでオートミールを食べて減量や筋トレをしたい方も休憩時に補給するのに便利ではないでしょうか。
時間のあるときにまとめて焼いておけば食べたい時にすぐに食べられるので様々な生活のタイミングで気軽にオートミールを食べることができることでしょう。
オートミールは健康に良い、ダイエット効果が期待できると思って買ってみたけど味が好きじゃない。
牛乳をかけて食べるのがオーソドックスな食べ方だけどその食べ方は好きじゃない。
また、美味しく食べられなかった。といった理由でうまく活用できなかった方も多いのではないでしょうか。
実際に私もそうでした。
牛乳をかけても、うまくふやけてくれなくて、口に入れてみてから硬っ!となることがあったりで結局、シリアルみたいに食べる方法は長続きはしませんでした。
でも粉状にしてお菓子に使ってしまえば案外、味も食感も普通っぽくて食べやすくなりました。
お菓子を我慢できないのなら、オートミールで作ってみるのも良い方法だと思います。