2022/05/19
ローズ、バラの香りは昔から美容効果があると言われていますが、根拠があるのか調べてみました。
ローズの香りと言っても柔軟剤に使われているやつとかではなくて本物の生花やローズの精油、ローズが使われているお茶などの天然の香りのことです。合成のローズ(みたいな)の香りだとこれらの効果は保障されていないことにご注意ください。
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女性が魅力的に見えるのを手伝う
ローズの甘い香りと言えば女性の美のイメージが持たれやすいですが、単なるイメージ以上の効果はあるのでしょうか?
全体的な顔印象のほか、「美しさ」や「優しさ」「セクシー」「話したい」など13の項目についても第三者の評価(VAS)を行いました。その結果、全ての項目においてローズオットー精油を付けていたグループの実験後の評価が高くなりました。
また、ローズオットー精油をまとって過ごしたグループの被験者本人の内面的な実感においても、実験後は人のために行動したり、相手が喜ぶことを第一に考えたりする気持ちが高まることが確認されました(NTI-Ⅱ)。
この水とローズオットーを使用した対照実験では魅力的な女性として好まれるといった要素が上昇するという結果が出ています。
美肌に対しての効能
肌の保湿に役立つ
2002年には20代の女性(じょせい)16人を対象(たいしょう)にした実験(じっけん)で、皮膚をごく薄(うす)くはがして表皮から逃(に)げる水分量(りょう)を計測(けいそく)し、3時間後に皮膚を守(まも)る機能(きのう)の回復率(りつ)を調(しら)べたところ、香りをかいだ方が、かいでいないよりも約(やく)20%高いという結果が出ました。この成分は基礎(きそ)化粧品などに活用されています。
皮膚から水分が逃げづらくなるということは肌がカサカサになりにくくなるということなので美肌成分と言われているのですね。
肌の柔らかさ
ローズオットー精油を1%に希釈したホホバ油を、1日1回、4週間、40歳前後の女性(44名)に使用していただきました。使用前に比べて、頬の肌弾力が有意に増加しています
紫外線のダメージも減る
ローズオットー精油の量が増えるに従い、紫外線による細胞ダメージが有意に緩和されています。
原理や仕組みについては書かれていませんが、植物にはまだまだ知られていない素晴らしい効果があるのでしょう。
抗うつ効果がある
バラの主要な香り成分「フェニルエタノール」に抗うつ効果があることを、川崎医療福祉大医療技術学部の上野浩司講師(神経生理学)らの研究グループが突き止めた。
中略
フェニルエタノールがストレスを緩和させ、抗うつ作用を発揮することを示した実験結果
バラの香り成分に抗うつ効果確認 川崎医療福祉大の講師グループより引用
気分が落ち込んで取り乱しているときにはローズの香りが良いそうです。
女性ホルモンが増える
10種類の精油のうち、ゼラニウム精油とローズオットー精油のエストロゲン濃度が有意に上昇しました。
女性ホルモンと呼ばれているエストロゲンが増加するようなので、ホルモンバランスを整えることで症状が改善する更年期障害などに効果があると言われています。
参考URL
美容に良いので頻繁に使用したくなるかもしれませんが、甘ったるい香りになるのでつけすぎ注意です!
キャリアオイルに混ぜて無る場合はほんの2、3滴で十分に香るのでたくさん使用したい気持ちがあっても少量で試しに使ってからにした方が良いです。
ローズの臭いが苦手だけど使ってみたい方は一緒に柑橘系のオイルとブレンドすると甘ったるさがかなり緩和されますよ。オレンジとかベルガモットとかレモンとかが良いと思います。
PixabayのCrazygoatによる画像です