2022/05/19
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精油が白い固形物に・・・
その時も冬で寒いから、いつものことだと思っていたので温かい室内に1日置いておけば液体に戻ると思っていたのです。
結論から言うと固形物のままで全く変化がありませんでした。1滴も戻りませんでした。ばっちり結晶化してしまっています。
温かいところに置いておいても・・・
問い合わせてもさっぱり
精油を扱っているショップの情報を転々と見ましたが、熱めのお湯で湯煎しないと使えない精油なんて見当たりません。
なんだかモヤモヤしてしまったので何か原因は無いものかと調べてみました。
ミントのオイルの製造過程
今回、カチカチの固形物になっていたのはアルベンシスミントだったのでいわゆる和種ハッカというやつです。
なので日本で栽培されているハッカ油とほぼ同様のものらしいです。細かい成分の違いは調べようがないのですが、和種ハッカから水蒸気蒸留で取り出したものを遠心分離にかけてメントールなどと呼ばれる固形物の商品として製造する部分と、主な固形物を取り除かれて余った精油にする部分の油に分けられるようです。
精油用に分けられた部分をさらに水蒸気蒸留したりして純度を高めるようです。
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ろ過取卸油をフィルターにかけ不純物を除去した後、タンクにまとめる。
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冷却タンクにまとめられた取卸油を冷却器に注入し冷却を行なう。
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遠心分離冷却した取卸油を遠心分離機にかけ精油と粗脳に分離し取出す。
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水蒸気蒸留遠心分離で取出した粗油を再蒸留し白油を得る。
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白油タンク取出した白油をタンクに入れる。
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完成品色を基準値のものと比較選別した後、白油として製品化される。
製造過程を見ているとlメントールがハッカやミントに含まれる成分の中で固形物として扱われていることが分かりました。
メントールと家でカチカチになっているビンの中身を見比べてみると……なんか白くて結晶化しているところが似ています。もしかして分離しきれなかったメントール??
それならば温かい室内にずっと置いといても溶けないのにも納得がいきます。
という訳で常温なのに固形物のままの謎の状態のミントオイルはメントールの含有量がとても多いから液状にならないという結論に至りました。
ミントオイルの代用はハッカ油で
ハッカオイルとアルベンシスミントオイルは材料がほぼ同じなので良い代用品が見つかってよかったです。これからはハッカ油を使っていきたいと思いました。
固形物のアロマオイルは不便ですからね。
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