冷え性はどうして起こる?
毛細血管の血流がイマイチ。
体を流れる血の量が足りない。
どこかで血液の流れが滞っている。
体の自律神経の働きがうまくいっていない。
他にも原因はあるかもしれませんが、私の経験上では大抵はこのような症状が出ると冷え性と呼ばれる気がします。
アロマオイルで体の内側から温めよう
温泉や岩盤浴などで体を温めるのも冷え性には効果的ですが、そこへ行く時間が取れない時もあるでしょう。
また、カイロやこたつを使っても体の外側は温まっても内側は温まらないことも多いので、すぐに体が冷えてしまうことが多いです。
そんな時にアロマオイルがおすすめです。
このような場合にアロマオイルで体が温まるように働きかけると、冷えの症状を和らげることに活躍できるはずです。
全身を温めるアロマ蒸しタオルの作り方
毛細血管の流れの悪さが冷えになっている場合
皮膚の表面にアロマオイルを塗って毛細血管に働きかける。
皮膚から直接、成分が作用するので足先や指先が冷えで痛くなる方には特に効果的です。
ローズマリー系統がよく知られています。
ワセリンやキャリアオイルに混ぜて塗るだけでも意外と効果が出やすいです。ついでに香りも楽しんでみましょう。
手足を温めるブレンド
ローズマリーカンファー:シダーウッドアトラス:シトロネラ=1:1:1
サーモンピンクが似合いそうな穏やかで明るい香り
シトロネラの部分はお好きな柑橘系のオイルでも大丈夫ですが、光毒性に気を付けてご使用ください。
パルマローザ:ホーウッド:ティーツリー=2:1:1
ローズの香りに殺菌力を加えたもの。冬場にぴったりです。
血の量が足りなくて冷えになっている場合
血を作っている臓器を助けるオイルを塗ったり、嗅いだりすると良いです。
ただ、アロマオイルのみで血液量を増やすのは効率が良くないです。
食事療法を中心に改善しましょう。もちろんアロマオイルを補助的に使用することはおすすめです。
体内をめぐる血液の量が少ないときも人間は冷えを感じます。血液は熱を持っているのでそれが減ることで寒くなるのです。
温めても冷えの症状が取れにくい場合は当てはまる人が多いです。
血液の健康に関する体の器官
さらに成体ではもっぱら骨髄が造血器官となる。
コトバンクより引用
ヤロウのその他の大事な作用は骨髄に働きかけて造血を促進させることです。
食事にも気を使った方が良いかと思います。鉄分を摂るような貧血に良いと言われている内容で良いでしょう。卵は加熱すれば消化にも良くて食べやすいです。
流れの滞りで熱がうまく循環しない場合
どこか特定の部位。例えば足のような下半身だけが冷えて、上半身はほとんど冷えを感じない状態が考えられます。
途中で血液の流れが極端に滞っている部分がある場合です。
そのときは、血液を送り出している心臓からその冷えているところまでの間にある、関節部分に血流促進のアロマオイルを塗る方法がおすすめです。
硬くなってしまった関節をほぐすように働きかけると良いかと思います。
また、アロマオイルと重曹を混ぜて入浴に使用しても良いでしょう。
冷えを日常的に感じているということはずっと長い間、そこが凝り固まっているということです。
つまり、いきなり力を加えると筋繊維が傷みます。
よって、力づくで揉みほぐしたり、強烈なツボ押しよりもゆっくりと効果の出るアロマオイルや温熱療法のような穏やかな方法をおすすめします。
プチグレンやパチュリなんかが良いと思います。
ただ、香りにちょっとクセがあるので単体で使用しても良い香りだと感じない人もいると思います。他の好きな香りとブレンドして使った方が使いやすいです。
柑橘系やミント系はなら親しみやすいのではないでしょうか。
血液の循環を助けるブレンド
プチグレン:マンダリン:ミント系=1:2:1
ジューシーなオレンジの香り
多少香りが甘めの方が好きな場合はミント系は入れなくても大丈夫です。スッキリめが好みの場合に入れてください。
パチュリ:ラベンダー:ユーカリブルーガム=1:1:2
森林浴みたいな香り
苦い香りが苦手な方はラベンダーの割合を増やしてみてください。
自律神経の働きで体温調節がうまくいっていない場合
はっきりとした原因が分からないものですが、よく言われるのはストレスですね。
原因がわかりにくい分、取り除くのが難しいので自律神経の働きをアロマオイルで手助けしてみると症状が楽になるかもしれません。
自律神経は簡単に説明をすると体を緩ませたり、引き締めたりしてくれる機能があります。
どのように自律神経を整えた方が良いのかは諸説あるのでなんとも言えないのですが、人間に限らず動物は休息をとる際や体の傷を修復するときは体を緩ませて、活動するときはキュッと引き締めて体に力が入りやすくする仕組みがあります。
その仕組み通りに動くように体を調節するのが自律神経の役割だと私は考えています。
自律神経が乱れてしまうと、休みたいときに休息が不十分になったり、逆に活動するときに体を引き締めれないということが頻繁に起こります。そうすると疲れやすかったり、いつまでも眠気が取れなかったりする体になりやすいのです。
ぼーっとしてしまって考えがまとまらないことも自律神経が関係してると思います。
つまり、休息を取りたいときはリラックスする香りを嗅ぎ、活動する前にはリフレッシュできるようなスッキリとした香りを嗅ぐことでそれぞれの自律神経がする働きを助けることができるのです。
リラックスする香りを嗅ぐ
ラベンダーやカモミールがよく知られていますね。他にはパルマローザもあります。聞いたことがない人もいるかもしれませんが、ローズ系の香りだと言われています。ローズ系の香りのアロマオイルの中では買いやすい値段なのでローズ好きにはおすすめです。
リラックスするブレンド
ラベンダー:シダーウッドアトラス=1:1
ラベンダーの甘い香りにシダーウッドのさわやかな苦みでアクセントを聞かせた香り
パルマローザ:ラベンダー=1:1
ローズとラベンダーでロマンチックな甘い香りに
スッキリする香りを嗅ぐ
スッキリする香りなら大抵効果があると思います。柑橘系の香りが人気ですね。柑橘系の香りが苦手な方はユーカリブルーガムやグロブルスもスッキリした香りな上に殺菌もしてくれるので風邪予防にも良い効果が期待できるので良いですよ。
アルベンシスミントもスッキリ感が強くておすすめです。ハッカやミントガムの辛いやつが好きなら恐らく気に入る香りです。吐き気によく効く気がします。
リフレッシュするブレンド
アルベンシスミント:シトロネラ=1:1
ミントのシャープさ、さわやかなレモンのようなオレンジのような香り
アルベンシスミント:ユーカリブルーガム=1:1
吐き気止め。寝起きの胃のだるさや乗り物内でピンチの時に。とにかくスーッとする香りです。
このような漠然とした不調はアロマオイルが得意な分野だと思うのでうまく利用してみてくださいね。